公演情報

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   2013年03月21日 梦月
   【稽古】エンディング


  
 みんな真剣。だってもう2ヶ月切ってるんだよ…。

 さて。
 ちょい遅刻で稽古場に行ったら、市村君が走りまくってました。
 演技とはいえ呼吸が荒くて、外から聞かれたら何事かと思われるでしょうw

 ところでどーでもいいのですが
 内臓吐きそうなくらい走ったことってありますか。

 私はあります。しかも2度。

 走るのが何よりも苦手な私ですが、ああいう時は火事場のなんちゃらとでもいうのでしょうか。
 脚が軽くて、わぁ僕飛んでるよドラえもん!みたいな感じになりますね。
 ただ、その反動ときたらものすごいことになりますが…。
 普段の限界を突破してるから、現実に戻った時の疲労感がハンパないですね。

 ちなみに、連日の雨でニュースレベルに氾濫している河に落ちそうになったため
 崖の斜面をヨコに走る、というマンガみたいなことをしました。
 我ながら、眠れる獅子が起きまくりな一瞬でした。

 もう一度は、もののけ姫に出てくるみたいなでかいエルク(ヘラジカ)に追いかけられた時です。
  死 ぬ か と 思 っ た 。

 経験の何が演技の引き出しになるかわかんないなーって話です(そうかな)

 あ、そうそう。エンディングの話でした。

 「北天幻桜」のエンディング部分を立ちました。
 このエンディングというのがまた、私好み(?)というか
 常日頃思っていることなので、演技以上のものを感じます。

 なので、私の課題はそれを如何に皆様にお伝えできるか、ということ。

 独りよがりにならず、けれど私の中だけにおさまらない気持ちの質量を
 キチンとお客様ひとりひとりにお届けできる丁寧さで演じたい、大切なシーンです。

 初演時にもたいがい荒ぶる私でしたが(笑)
 今度はその気持ちを盛り上げるアイテムが増えるようなので
 さらに繊細に大胆に、皆様にこの気持ちをぶつけたいと思います。節分並みに。


   2013年03月23日 梦月
   池田屋!


 写真は「池田屋」の場面。

 

 「新選組の御用改めである。手向かうものは切り捨てる!」

 3月は別れの季節、とはよく言ったもので。
 長い間使ってきたお稽古場Tが3月末で閉館になるため、
 私たちが使う土曜日が最終日でした。

 公民館の分館で、市内では一番古い建物らしい!

 床から無数のアリが沸いてきて闘ったり(笑)
 雨の日にみんなで出前を取ったり。

 殺陣の稽古をし、ダンスを踊り、熱く熱く芝居をし、
 私たちみんなの涙と笑顔を見守ってくれた会館でした。

 春のこの時期、窓から見える桜がとてもキレイで
 春陽と桜を背景にお稽古のできる贅沢な空間。

 会館の皆さんもとても優しくて、名残は尽きませんが
 なくなっちゃうものは仕方がない…

 とはいえ、あんまりその惜別の気持ちに浸る間もなく
 「北天」の稽古がドンドン詰められていき、
 気がつけばあっという間に夜になりました。

 この会館はなくなっちゃうけど、稽古場難民になる私たちに
 館長や自治会が動いてくれて
 来月から新しい場所を提供してくれるようになりました!わーい。
 さくらは皆様に支えて頂きながら、頑張れます。

 たくさんの舞台稽古を包んでくれて、ありがとう。

 そっと別れを告げて扉を閉めました。
 春からは新しい稽古場でさらにがんばるで〜!


   2013年03月24日 大浦
   絶句・・・


 初演の「北天幻桜」の本番ビデオが見つかったので、
 稽古場でみんなで観た。

 アボルタージュの場面はこのビデオから動きを掘り起こしだ!!!

 と観始めたはいいが・・・
 あまりの殺陣の手の多さと、ダンスに、全員でドびっくり!

 こんなことしてたんかーーーーー。

 あの時の自分より、今の自分は成長しているだろうか。
 経験値がそのまま成長につながるとは限らない。
 でも、前より良いものを作らなくては意味がない。

 いつも客観的に、そして厳しく見れる自分でいたいと思います。



   2013年03月24日 梦月
   【稽古と観劇】ダンスと月と通し稽古


 
 稽古のあとにカレーうどん。美味、美味。

 ずーっと失せモノしていた初演のビデオテープをはっけん!!!!

 全然関係ない資料の中に埋もれていた…何故だ。
 過去の自分を小一時間問い詰めたいッ!

 <ダンス>
 まぁそういうわけで、稽古場の午前中は初演ビデオを見ながら動きの掘り起こし。
 「北天幻桜」は歴史モノローグシリーズなので、動きがダンス的で抽象的。
 前後左右、曲線直線、スピード感、角度…
 動きのあらゆることが舞台上で交錯して一つの情景になるので
 そのリンクを紐解いていくことに。
 そしたら(今回私は初演のことをほぼ覚えていないのだけど)
 びっくりするぐらい踊ってるシーンがあって、びっくりした(笑)

 あーヘタクソ。5年前の私。消えればいいのに…!

 モヤモヤしながら掘り起こしに耐えて(笑)今回バージョンに落とし込み。
 ダンス…ないと思ってたのに…が、がんばろう…。

 <月>
 昼は稽古場を抜け出してみんなで観劇に。
 「さくらのごとく」の共演者が3人も出ている舞台を観に伊丹市へ。

 着いて驚いたことに、日野でやる舞台とほぼ同じサイズのホールのような気がする…。
 ということで、なんとなくそういう別の視点でジロジロキョロキョロ(笑)

 舞台は月の魔法をテーマにしたファンタジー。
 優しい話で、あーなんかこういうのもやってみたいなーって。

 ドナという女性がヒロインとして出てくるのだけど
 観ていると 「私ならこういう感じになるかな…」 という
 いつもの「たられば」投影が(笑)
 これは一種の職業病だろうか…。

 1年をかけてこの作品に取り組んできたとのことで想いをこめて演じてるんだろうなーと思うと
 うっしゃ〜!負けてられない!と決意も新たに。
 稽古場抜けてきてたので、いそいそと戻りました。
 みんな、お疲れ様〜!

 <通し稽古>
 稽古場に戻ってからは、ざっとあらかたの枠組みが出来上がってきたので
 無謀にも通し稽古を録画。

 これがまた不思議なことに、実際、全くと言っていいほど初演を覚えていないのですが
 セリフがスルスルと頭に入ってくるので、結構もう台本を離せるシーンも。

 そうすると脳内妄想劇場が活発になり(笑)
 粗すぎる通し稽古だというのに、節々で感きわまってしまう(笑)

 ただしこれはまだ自分のための胸熱なので
 これを手にしたらあとはお届けの形に成型しなおすのです。

 丁寧にていねいに。
 伝えたい想いが、あなたにもあなたにも届きますように。


   2013年03月27日
   「北天幻桜」 初演PHOTO @


 初演「北天幻桜〜土方雪想夢〜」より
 
 五稜郭の土方の部屋。
 命を懸けた決戦を目前にした土方歳三が、小姓・市村鉄之助に委ねる。

 「これを・・・日野の俺の家に届けてくれないか。
  そして伝えて欲しい。
  新選組が確かに存在したこと・・・命の限りに生きた日々のことを!」


   2013年03月28日
   「北天幻桜」 初演PHOTO A

 
 「時折、耳を澄ませると声が聞こえる。
  懐かしいような、まだ会ったことのないような……」

 「こうして耳を澄ませていると、あなたの声が……
  逝ってしまった人たちの懐かしい声が聞こえる気がします」

 あなたにも彼らの声が届くかも知れません。


   2013年03月28日 梦月
   【作業】フライヤ(2)完成〜!


 

 今回の「北天幻桜」は多くの方に周知したいので、3サイズのフライヤを準備してます。
 で、今日は2つ目に着手。
 遅くなっててヤバイ〜!

 「北天幻桜」は2008年に初演しているのだけど、当時作ったフライヤは
 私が作ってきた中でもベスト3に入るぐらいに好きなデザインでした。
 周囲にも好評で、即時に流用(笑)決定!

 ただ、まったく同じものを使うだけにはしたくない…
 ということで(当時よりは微々ながら編集テクニックも身につけたことだし)、
 多分私にしかわからないようなこだわりをプラスして作成しました。

 「北天幻桜」は、函館で土方が最期の一夜に視る走馬灯のような作品です。
 彼が往きついた蝦夷という地で着物を脱ぎ棄てて洋装を身にまとい、けれど最後まで離さなかった刀と浅葱の羽織。

 それらを一気に表現したこのフライヤ。
 4月半ばから、各地でお目見えすると思いますので是非手にとって見てみてください。
 もちろん!劇場に来てくれるのが一番ですが(笑)

 早くもチケットも売れ始めています。ありがとうございます〜!

 土曜に1ステージ、日曜に2ステージの合計3ステージをご用意していますが、
 1ステージ200席限定です。
 ひの新選組まつりの人出が去年は1万3千人ということでしたので、
 確実なお席の確保は御手間でも前売りがオススメですよ〜♪


   2013年03月31日 大浦
   幕末なのにケーキ食ってすんません


 稽古中、あまりに煮詰まってグターとしていたら、
 甘いもん好きの沖田君が、散歩ついでにケーキを買ってきてくれた。

 

 気が利くじゃねーか、総司!

 と褒めたのもつかの間・・・
 多摩の川原で出稽古帰りの総司に木刀を投げられ、
 応戦しようとしたら、総司はなんと!自分は大刀を抜こうしていた!

 

 こらっ!!!お前は卑怯者かっ!!!


   2013年03月31日 梦月
   【稽古】真剣・面倒・寒い


 ここにきて、ゴソリと演出が変わってきたので大変です。
 1シーンずつ動きの固め作業に入ってきました。

 ■真剣
 京都へ出立する前の、土方・沖田がまだ多摩にいた頃。多摩川の河原で2人が話をするシーンがあります。
 沖田が木刀を持ってきて稽古をしようと土方を誘うこのシーン。

 1・木刀をほおり投げる沖田。
 2・受け取る土方。
 3・木刀を構える沖田。

 が正しい流れ。

 しかし!この日の沖田くんはやる気満々でした!

 1・木刀をほおり投げる沖田。
 2・受け取る土方。
 3・腰に差した大刀を抜いて構える沖田!!!!

 やる気っていうか、殺る気満々か!

 「卑怯者め〜〜〜〜!」

 と、土方@ヴィっちゃんが木刀で立ち向かっていました。
 沖田くん@かずきさん、武士は武士らしく、正々堂々と戦いましょう(笑)

 ■面倒
 「俺がお前のお守りをしてやってんじゃねぇか!」

 と、土方が沖田に言い遣るシーン。
 何故かヴィっちゃんは高確率で

 「俺がお前の面倒みてやってんじゃねぇか!」

 と言い切ります。
 面倒みてるって…ペットじゃないんだから(笑)

 そうしたら通し稽古ではとうとう別シーンでも

 正解「あの人ならお前の身柄も引き受けてくれる」
 ↓
 間違い「あの人ならお前の面倒も見てくれる

 またかーーーー!

 日野の人は、面倒見のいい人ばかりのようです…。

 ■寒い!
 それにしても、3月末とはいえ寒いです。
 稽古場では土日とも暖房がもう付かず、ガタガタ震えていました。

 昼間の外はぬくくても、室内は結構寒いもんです。

 来週からはもう少し防寒するか…。

 時節柄と逆行してる感じがする週末でした。




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