「Story」

　　今回は10周年公演ということで、作品の前半部分には、
　　さくらさくらカンパニーの過去公演のいくつかのシーンが盛り込まれていました。

　　そのせいで(？)私も過去に演じた役をもう一度やることになり、
　　8年ぶりにマリーアントワネットという難役と対峙することになりました。

　

　　8年前にできなかったことを今度こそはやってやる～とリベンジに燃えた私でしたが、
　　これがなかなか……やはりアントワネットは偉大でした。

　

　　それでも、当時理解できなかったことが今回、「そうだったのか！」ということもあり、
　　再チャレンジできて良かったです。

　

　　しかし何よりも良かったのは、みんなでひとつのものを目的に向かって作り上げるという
　　チームプレーを通して、「目には見えない本当に大切なもの」を感じることができ、
　　それを作品を通してお客さまに伝えられたということです。

　

　　どのぐらい伝わったのかはわかりませんが、
　　じんわりとでも感じていただけていると信じて……ありがとうございました。

　　徳永　真理子

　