● 稽古場日記１
予告も何もなく、１２月公演が決まりました。
稽古も突如として始まり、１０月からまた稽古、稽古の日々です。
そしてなんと！ 今回はＦＡ企画初のクリスマス公演！
普通の公演で済まないのがＦＡ企画です。誰が言い出したのか、
「１日に２演目でやろう」
ということになってしまい、稽古場はてんやわんやです。
かねてから再演の声が高かった「マリー・アントワネット」と、
さらに期待のたかまった歴史モノローグシリーズ第２弾の「マリリン！」
『マリーにマリリン……ダブルＭだね』 と、言わずもがなのことを言いたいくらいに
逃避しながら、お稽古は進んで……いる……はず……。
一度やってるから、あとは思い出すだけだね、というマリーですら、
ビデオを観てみたら全然憶えていないようで
「なんだこりゃあああ！」 という絶叫に満ちています。
よくもまぁ、こんなこと出来たわね……すごいわね、と出演者は自画自賛。
確かにマリーは上演時点、あんたたちすごいわよ、と言われ続けていた
作品だったのですが、当の本人たちはいっぱいいっぱいで
「何が？」
というカンジでした。ところがどっこい。あのセリフ量。あの動き。あの雰囲気。
タダモノではありません。１年経った今だから言いましょう。
すごい作品です。マリー・アントワネット。
見逃した方も、あの作品が忘れられない方も、ぜひお越し下さい。
そもそも、「神戸で」「クリスマスに」「２演目」という、色々と大変な公演で
さらに新作「マリリン！」が入るものですから……その稽古場の惨澹たるや
推して知るべしです。現実逃避の嵐です。
もちろん！ 新作に関しては斬新な演出に激論が飛び、演出・中野さんの
微に入り細に入る演出がつけられています。
幕開けから、台本にして１ページ。それだけで半日が過ぎています。
求められる高度な演出、それに応えるだけの稽古。
少人数ながら、密度の濃い稽古場から生まれる、クリスマスの本番は
きっと、見たことのないステキなものになること請け合いです。
稽古場日記も開始します。メンバが随時更新するブログとあわせて
どうぞお楽しみに！
本日の舞台裏：
「マリリン！」で超！理想のダンディを演じる徳永。周りの要望に、遠い目をしています。
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