さくらさくらカンパニー主催 2018年9月2日(日)上演 枚方市民ミュージカルの詳細サイトです |
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合唱団による 「COSMOS」 で幕開けです。
『COSMOS』 詞・曲/ミマス
夏の草原に 銀河は高く歌う
胸に手をあてて 風を感じる
君の温もりは 宇宙が燃えていた
遠い時代のなごり 君は宇宙
百億年の歴史が 今も身体に流れてる
光の声が天高くきこえる
君も星だよ みんな みんな
時の流れに 生まれたものなら
ひとり残らず 幸せになれるはず
みんな生命を 燃やすんだ
星のように 蛍のように
光の声が 天高くきこえる
僕らはひとつ みんな みんな
光の声が 天高くきこえる
君も星だよ みんな みんな
君も星だよ
【オープニング】
夏の始まり、枚方。
淀川の河川敷に、花火見学に訪れていた子どもたち。友だちのみんなは花火に夢中。
ひらかっぱのイサもこっそり花火見学にきていた。そこで、人間の ゆうと と イサ が出逢う。
「なあ!おらたち、友だちになろうな!」
人間と友だちになりたい、ひらかっぱたち。しかし、人間に追われた記憶のあるオトナかっぱたちは人間との接触を禁止する。
淀川の河川敷。散歩に来ていた人間たちが、昔語りをしていた
昔は、人間とカッパが仲良くくらしていて、淀川に住むカッパはひらかっぱと呼ばれていたこと。
「去年亡くなった旦那は、子どものカッパを助けたって言ってたよ」
50年前の枚方。大菊人形展をのぞいているところを人間に見つかったイサは追われていた。
助けてくれたのは、シンジと名乗った青年だった。
戦後で人は優しい心を忘れてしまったのだと、シンジは語る。
ふたりは星空を見上げながら枚方に伝わる七夕伝説に思いを馳せる。
枚方に伝わる七夕伝説。
人の愚かさを厭うた神が、陸に住む民(人間)を滅ぼそうとしたとき
織姫と彦星は命を賭して、彼らを見守ることを神に誓った。
織姫と彦星とともに、陸の民(人間たち)と水の民(カッパたち)の世界が分けられてしまったのだった。
そして、その約束のしるしに、かっぱの甲羅に星のしるしがつけられた。
ひらかっぱたちが甲羅に星のしるしがあるのはその名残なのだった。
イサとゆうとを通じて、カッパたちと人間の子どもたちが出逢う。
カッパをつかまえようとしたゆうとの弟ほくとが、転倒して怪我をしてしまったが
カッパたちが持つ 「いのりのちから」 でその怪我はみるみるうちに癒えていった。
「本当は人間も持ってるチカラなんだよ」
カッパたちはそう教えてくれる。子どもたちとカッパたちは一気に仲良くなっていった。
そんな無邪気な子どもたちを見守りながら、両親は想いをはせる。
戦争前夜...枚方の街に、火薬庫の大爆発が襲う。
密かに埋もれた歴史。火薬庫が爆発した中で、人もひらかっぱたちも大きな犠牲を出した。
メリとバハリの母親・アンガも、この爆発に巻き込まれて命を失う。
「誰も恨んだらあかん。幸せに生きるんやで」
アンガの言葉とはうらはらに、ひらかっぱは人に追われて逃げて行き続けてきた...。
「いのちってなに・・・?」
それぞれの中で、<生きていく> ことに想いをはせる。
ひらかっぱたちの存在に、マスコミが気付いて騒々しくなってきた。
イサたちの住む世界がなくなったらどうしよう。別れの予感を抱きながら淀川に向かったゆうとたちをマスコミが囲む。
そこへ、イサたちが飛び出てきて---イサは、車に跳ねられて死んでしまう。
「みんな、イサを助けて!」
子どもたちは人のチカラを集めようと観客に声を上げる。
みんなの力を集めるために、ゆうとが思いついたのは 「たなばたさま」 の歌。
誰もが歌えるあの歌に祈りをこめて、イサの復活を全員で願う。
会場中の祈りのチカラが集まって、奇跡が起こる---!
「おらは忘れへん。この夏休みを」
「かっぱに出会ったこの夏を」
「みんなに出会った、この夏休みを!!!!」
グランドフィナーレ