稽古場日記 10月24日

金持ちA様×貧乏B様 by 徳永真理子

昨日と今日日曜は稽古でした。

フランスの当時の人たちの気持ちに思いを馳せながら、がんばって稽古を
進めているものの、ダメ出しの嵐に稽古は遅々として進まず。

あと1ヶ月もないのに!!
そんな、苛立ちと疲労でアタマがウニになっていた昨日、ついに全員が暴走しました。

稽古場の近くには、買い物パラダイス、あの千林商店街があるのです。

通し稽古をビデオに撮って、そのあとチェックしようとか言っていたのに
よほどストレスがたまっていたのでしょうか。

「……買い物に行きませんか」
「いいですね」
「行きましょう」

意見を一瞬でまとめたみんなは、即時稽古を中止し、商店街へ。

そして全員ビンボーなくせに、買い物しまくり!
しまくり!と言っても、なんと言っても千林ですから、安い!!!のです。

唐揚げ100グラム60円!お好み焼きとヤキソバのペアセット330円!
ジャケット500円!など、常識では考えられない価格破壊の街、千林。
「安い〜♪」「このネックマフラー210円!」「この食器ほし〜い!」
「あーもう、千林に住みた〜い」と、ふれあいの街、千林を堪能しました。
買い物を終え、ほくほくしながら稽古場に戻り、ようやく稽古再開。

稽古が辛いといって激安商店街に逃避するキャストたち。
孤独が辛いといって贅沢の象徴、プチトリアノンに逃げ込んだアントワネット。

やはりケタが違います。
かたや国家予算、かたや夏目漱石1枚の贅沢。

超上流階級の方たちの気持ちをつかむには、
庶民の想像力がまだたくさん必要なようです。

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