るうの
★陰陽道プチ知識★

第四回

こんにちは〜
七夕というナイス行事をすっかり忘れていて鮮やかにスルーしてのけてしましましたえへ。
リベンジはいずれしたいと思っております〜。


今日のテーマは平安貴族が忌避するものです。
1、野良犬が門から入ってきた
2、カラスが我が家の屋根に止まった
3、牛が建物の中に入ってきた
4、ネズミが本をかじった
5、鳥が頭の上に糞を落とした
質問:この中のどれを平安貴族は恐れたのでしょうか?

答え:全部です。

野良犬も鳥もネズミも、当時は牛車を引くための労働力であった牛ですらどうということもないそこら辺にいる動物です。
ですが、ひとたびそれが「呪い」に関わっているものだとすれば。。。
平安時代って聞くと、十二単だとか寝殿造りだとか平和かつ豪華絢爛なものを想像してしまいがちですが、権力闘争はもちろんありましたし、足の引っ張り合いも盛んだったそうです。貴族にとって、自分以外は敵!! 生き残りをかけた、まさにバトルロワイヤルな時代だったんですね(^^;
そんな中、よく使われたのが「呪詛」です。
当然のことながら、「呪詛」は依頼した貴族と依頼された呪術師しかその事実は判りません。だから、ちょっとした動物の行動が「呪詛かもしれない!!」と恐れられたのです。
かの安倍晴明も、「鳥に糞をかけられた」貴族を見て呪詛と見破り、それを解いた、というお話も宇治拾遺物語にありますので、興味をもたれた方は是非!

では、また★

byるう

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