るうの
★陰陽道プチ知識★

第三回

おはこんばんちわ〜
年齢がばれそうな挨拶ですが、皆様前回のプチ知識はいかがでしたか?
ていうか、硬すぎですか(>_<)? どうもこう、お伝えしたいトピックをギュっ!と凝縮すると、あんな感じになってしまうんです〜

めげずに、今回は前回のトピックにも出てきた「密奏」についてです。
正しくは「天文密奏(てんもんみっそう)」と言いまして、異常な天文現象が観測された場合に、その観測記録と占星術による解釈(占言)を内密に君主に対して奏上(報告)することを指します。
要するに、「占いの結果は本人にしか伝えないよ」みたいな感じ。。。でしょうか(´`;)
異常な天文現象を見つけた時、占いの結果と過去に発生した同様の事例から勘案してその意味を解釈したものを観測記録とともに奏書に認めて密封して、速やかに陰陽頭を通じて天皇に対して上奏されることとなっていました。
また、国史には占文部分は重大な機密として記録しないものとされていたそうです。そういう重要なところこそ後世に残して役に立てたらいいのに…
なお、全ての異常な天文現象が対象になったわけではなく、占った結果次第で行われました。異常の発生に気付かなかった場合も密奏は行われなかったそうですよ。
ちなみに、『吾妻鏡』によると、鎌倉幕府でも天文道に通じた陰陽師を京都から招いて将軍に対して天文密奏を行わせたとされています。。。あ、有匡サマ

では、また★

byるう


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