第6場 〜道場破りとRising Sun〜

永倉「道場破りだ!本当に奴ら来やがった・・・しかもこんな日に限って!」

試衛館側の7人の侍達?が、前場に引き続き、立っている
道場破りがやってくる

道場破り1「試衛館 、近藤勇殿 我ら江瑠道場門人、道場破りに参った。
 道場の看板を持ち帰られたくなくば、いざ尋常に勝負いたせ!!」

 
 



 
 

武ちゃん「・・・このままでは、この道場の門人は馬鹿ばっかりだと思われる。
 それではあまりにあいつらがかわいそうだ。

 諸君、まずはこれを見てくれ!
 我が道場で足腰の鍛錬のために行っている練習の一つだ。
 足腰の鍛錬、間合いをはかるのにとても有効だ。」

 
 


道場破り「我らの全く知らない鍛錬を行っているのだな。
 ここはいい道場だ。礼を言う」

道場破り達は、武士の作法に則った礼をして去って行く

道場破り「いやぁ、楽しい道場破りだった。またくるぞ〜」

永倉「もう来ないでくれ〜!!」

  


空間は突然、未来を映し出す。

永倉「平助!逃げろ!!」

藤堂「永倉さん・・・」

永倉「伊東さんは俺たち新選組を裏切った。お前がその巻き添えになる事はない!
 止む無しに元の師匠である伊東さんについて行ったお前の気持ち、
 土方さんも近藤先生もわかっている。だからお前は逃げろ。」

  
  

コロス1「時の流れ。死なないと産まれない。うごかないと止まれない。
 泣かないと笑えない。闇がないと光らない。血が出ないと生きていない。
 眠れないと眠らない。誰もいないから悲しい、いっぱいいるから
 うるさい、面倒、プレッシャー、一人・・・一人がいい・・・一人はいや
 人は勝手、わがまま、裏表、外と内、上と下、右と左・・・やっぱり
 皆一人、誰も助けてくれない・・・」