公演を終えて今、すごく不思議な感覚です。

まず、とても数日前に終わったということが信じられず、とても前のことのように思えるのです。

 

稽古、連絡取り合いながら夜遅くまでやった色々な作業。

インタビューを行って、ほかの人の思いを聞いた新鮮な気持ちや驚き。

破れた袴を縫いながら、抱きかかえて寝てしまった日々。日野公演。

並べればキリがないけど、思い出す全てが涙が出るほど懐かしいのです。
 
 

初めて沢山の人に囲まれながら、ガッツリと絡んだお芝居。

踊ったことのないジャンルのダンス。

そして殺陣。

あんなに皆と一緒に過ごしたり、じゃれあったりした日々はなかったし、

口悪くからかい合ったこともなかった(笑)

まさしく青春。だからこんなに懐かしいのか。

 
 
沖田総司の役を頂いて、自分とはかけ離れたイメージの彼のキャラクターに悩み、

迷い込み全ての人に迷惑をかけてしまったりもしました。

彼は、大好きな周りの人たちを良く見ていて、明るく、素直に相手のことを思いやり、

それを行動に移せる、とても優しい人だと思う。

私の中の理想の人となりました。彼のようになりたいと思います。

 
 
自分の思いのままに生きれなかった時代があり、今は望めば少なくとも夢に向かうことができる幸せな時代。

その幸せを忘れずに、歩みたいと思います。

今回の舞台に立たせて頂いたこと、出会ってくれた全ての方に「ありがとう」と伝えたいです。

そして、沖田総司をやらせて頂いたことを本当に感謝しています。

 

課題はいつも山積みですが、それも好きなことをやれているからこそだと。

ご観劇いただき本当にありがとうございました。