「新鮮組!」の山崎丞役をさせていただきました霧楠ひかるです。
6月1日に大阪芸術創造館にて閉幕しました。
ご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました!
そしてキャストやスタッフ、この公演に関わった全ての人に本当に感謝しています。
私は昨年11月頃にいろいろな公演や劇団さんのホームページ検索していて、
偶然さくらさくらカンパニーさんのホームページを見つけたことがきっかけで、
今回の「新鮮組!」のオーディションを受けさせていただきました。
稽古や役作りをしていくにつれて、山崎は写真や多くの資料が残っていないので、
その脚本や演出によって大きく変わる役柄なんだと思いました。
具体的にしっかり想像をしていかないと、ぼんやりと漠然とした山崎になってしまうので、
難しいと感じながらも楽しかったです。
新撰組監察方ということもあり、黒の衣装で手甲や脚絆などを揃えさせてもらいましたが、
動きやすくて潜むには本当に適した服装なんだと実感しました。
この監察方は表舞台にはあまり出てこないのですが、
大きな事件や新撰組が動く裏には、なくてはならない重要な役目で、
潜むことが相手にばれてしまうと自分の命も新撰組も危険なことにさらされてしまいます。
そういったことを意識しながら潜むことを真剣に芝居をして、大切な場面であると感じ取り組みました。
また、私は姿勢も悪く、今の所作に遠くかけ離れた状態からスタートしました。
稽古の合間や私生活でも意識して稽古を重ねていたのですが、
閉幕した今でも私生活に自然と出ていることに驚きました。
自分自身の中で、1日に舞台や役作りのことを考える割合が稽古に進むにつれて大きくなり、
最初はどうしたらいいかも分からず、ただただ大変だったという印象があったのですが、
それがいつの間にか楽しいと感じるようになり、
舞台は大変ですが、その分やりがいも達成感もあり本当に楽しいと思いました。
山崎という役に、この作品に出会えて本当に良かったです。
そして、沢山のご迷惑をおかけしたにもかかわらず、右も左もわからない私に
優しくアドバイスをいただいた、このさくらさくらカンパニーの皆さんに出会えて、本当に良かったです。
感謝の気持ちでいっぱいです。
この貴重な経験を一生大事にして、自分の実力を上げるためにも努力を重ねていきたいです。本当にありがとうございました!