「私達…きっとまた出会っていくわ、これからもずっと…」



19世紀イギリス。

屋敷に代々続く、呪われた輪廻。
100年に1度、新月の夜
病んだ子供が、母親に殺される。

惨劇の後、「極」の存在、“世を見守るもの”として、生かされるアベル。
人間の生き死を見続ける使命…神の運命には逆らえない…。

100年が経ち、次の惨劇が起きてしまうのだった。



時は代わり、現代を生きる青年・仁(じん)。
彼は、小さな頃から、不思議な少女の夢を見る。
「心から強く願った事は、本当になるって。」


仁の一家は休暇を利用し、イギリスの屋敷へと足を踏み入れる事になる。

迫りくる運命の100年目…見守る者、アベル。

果たして、この輪廻、断ち切れる事が出来るのか!?



絡み合った赤い紐が解けるように
散らばったピースが一つずつ組み合わさるように

バラバラになった欠片−PIECE−は
やがて時代を超えて、大きくて深い愛になる。