舞台をごらんになった皆様から、沢山の感想を頂いております。
ありがとうございます。
その中でいくつかご質問があったので、ここでこっそり回答を。
Q:李香蘭が冒頭に喋ってる中国語は何を言ってるの?
A:「違います!私は中国人ではありません!山口淑子、日本人です。
確かに、身分を偽って中国人のフリをして中国語で歌い、
民衆の前で演技をしていました。その時は李香蘭…李香蘭と名乗っていました。
これは、私の義父・李際春がつけてくれたものです。
中国と日本、私はどちらの国も愛しています。
どちらにも、多くの友人がいるからです」
ここに繋がる日本語の部分と内容としてはほぼ一緒ですが、こういうセリフでした。
中国語が堪能ななちパパに翻訳・発音指導してもらいました。
(梦月がしっかり発音できていたかどうかは定かではありませんが)
Q:甘粕の裁判のときに3人が移動していたのは、何を表していたの?
A:甘粕の軍事裁判は公開裁判でした。
3人が動くことで、傍聴席・裁判員・世論が動いていることを示し、さらに
甘粕の心情が天皇の名の下に崩れていく様子をも表しています。
Q:誰かが話をしているとき、他の3人は何をしていたの?
A:それぞれが「物思いにふける」という芝居をしていました(そのはずです)
死の前夜であったり、誰かの言葉にリンクして何かを思い出したり。
そういった細かい演出でした。
それぞれの人物ごとに、役者の脳内劇場が活発に動いていたので
個人が何を思っていたか…までは分かりませんが、それは観てくださった方の
判断と感受性にお任せいたします。
他にも作品に対するご質問がありましたら、ぜひお寄せください。
なお個人的に頂いた質問として
セリフはどうやって憶えるの?
あんなにお客様が近くて緊張しないの?
どうやって動きを憶えるの?
に関しましては
A:だって、役者ですもの。
とお答えさせていただきます(^^)