さくらさくらカンパニーの舞台では女性が男役を演じ、
繊細なセリフ回しやダンス要素を取り入れることがあるので
「綺麗」「繊細」「美しい」というお言葉を頂くことが多いです。
ありがとうございます。
しかし!
皆さん。だまされてはいけません。
あの美しい舞台の裏、楽屋では阿鼻叫喚が繰り広げられています。
さくらの名物(?)裸属性のかずきさんは、
マッパで衣装を探して歩き回り(これでも男装の麗人・川島芳子)
ヒノキ花粉にやられていたえーさくさんは、ティッシュをつめて
「あ〜…(低音)」と呟いていたり(これでも満州の裏帝王・甘粕正彦)
寡黙にボケるヴィっちゃんはドウラン(舞台化粧)で
顔をキャンパスに「○、×、△」と書いていたり
(これでも清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀)していました。
それに比べれば、カーラーを巻いてヘアスプレーを振りまき、
自分でむせてゲホゲホしていた私の、なんとおとなしいことか!
(これでも日満の大女優・李香蘭)
「ファンが見たら泣くね…」
それでも、一歩舞台に出れば皆あれだけキリリと美しくカッコいいのですから、
役者というのは全く恐ろしい人種だと思います。
「え!?満州が!?」という演技中。