2008/3/2 大浦 薫

山南忌一週間前

今日は午前中に「北天・・」の稽古をやり、午後からは「山桜幻想」のドレスリハであった。



NY公演以来久しぶりの土方メイクをして、鬘を被って、着物を着た。

あぁニューヨーク。

滞在期間中は寝る時間もないほどに忙しく、

5日間の滞在で5公演を打ち、空いている時間は町に出てチラシを配って歩いた。

朝はホテルでメイクをし衣装を着て、公演が終わったら扮装のままで夜中にホテルに帰りメイクを落とした。

夜中は翌日に向けてミーティング。

普段着なんか要らなかった。パジャマと衣装でほとんどを過ごした。



本番は15分で舞台を作り、15分で撤収した。

あの怒涛の日々をともに過ごした仲間と衣装や小道具たちはみんな戦友だ。

あの日々を乗り越えたら、これから先どんな舞台にも恐れずに立ち向かえる・・

そう思ったことを今でも覚えている。



あのNYフリンジフェスティバルで審査員特別賞を受賞できた事、

今回山南忌に芝居をさせていただける事になったこと。

偶然やタイミングだけではない確かなものを残せている事が嬉しく誇らしい。

今、自分がやっていることは、選んできた道は間違っていない


そう信じて、私は迷わずに私の道を生きてゆきたい!