2008.09.15(Mon) 大浦 薫

「火宵の月」3日目は熱く厳しく

中野演出が火を吹き始めました。

台詞をおぼえりゃいいってもんじゃない。

やはり芝居というものは洗練され深まったものでなければならない・・・

と再確認の日です。

それなりの実力者が集まったさくらさくらカンパニーでも、

中野演出にかかれば、雑魚同然!?

いつも自分の未熟さを思い知り「私って何て芝居下手なの。やめちまえーーー」と思います。

さて、今日やった場面は、今回の心理劇のような芝居中、貴重なコミカル場面。

陰陽師土御門有匡(←私の役です)と言えど

この場面はハッチャケていいよ〜♪と言う演出のお言葉。

元々、笑いの神様が降りやすい私。やれと言われればどこまでも崩す事は出来るのですが・・・

本当にいいんですかい???

・・・ということで演出の様子を伺いつつ、次第にエキサイトしてくる私。

多分この場面、日がたつにつれてエスカレートしてくるでしょう。

演出がもうやめろというまでは・・・。

さて、今日は6時で稽古が終わったので、自宅に帰ってから「陰陽師」のビデオを観ました。

野村萬斎の安倍 晴明を観て、その身軽さと狩衣捌きの美しさに感服。

どーすりゃこんなに奔放に動けるんだー。

・・・いや、私には狩衣のほかにもう一つ、姫と見まごう鬘があるんだよ。

今日も稽古で被ってみたけど、たった数分で乱れ放題。

だいたいこんなロン毛で踊ったり、吹っ飛んだり・・・普通しないよ。

しかもほとんど出づっぱりで直せない。

困った・・・ 私ラストのラインナップにはどんな事になってるんだろう。

お見送りには出られないかもさ・・・。