舞台美術について

大浦  精神世界あり、現実世界あり……盛りだくさんで。

 今回思っているのは「八百屋舞台(一部が斜面になっている舞台)」ってどんなんやろう!

 そこで踊ったらどうなるのかなー。ピルエット斜めになるのかなーとか。

 どうやってまっすぐ立てばいいのかな、とか。

一同

 こわっ!


 どんなことになるんでしょうね……そんなところでピルエット回るんですか!?

桜華

 結構、衝撃波とか神官が飛んでたりとか……

 現実的にどうなるのかな、と思ってます。

梦月

 陰陽の話って、シンボルが多いでしょ。五芒星だったり、大極図だったり。

 そういうシンボルが八百屋舞台や高台のある舞台の中で

 効果的に出てくればいいなぁと思います。

ミュージカルテイストについて

桜華  酔い止めを飲んできてください(笑)

大浦

 日本の誰もが知っているとある曲が、劇中で飄々と使われるかもしれません。

 お楽しみに……


 ジャンル……ってなんですかね

梦月

 さくらの舞台は、ジャンルがないと言われているけど、作品それぞれのジャンルはある。

 「北天幻桜」は歴史ものだし、「ピーターパン」はファンタジィだし、「ゴージャス」はコメディだし。

 でも今回は作品にジャンルがない。

 ミュージカルっぽくもあり、オペラっぽくもあり、シリアスかと思えばコメディだし。

 鎌倉時代か、といえばむしろそうではない!

 舞台の手法として色んなものを取り入れているので、やっぱり酔い止めがいるかな。

 ミュージカルを見ていたかと思ったら本格芝居だったり、アクションがあったり、

 和風かと思えばまた違って……座席にシートベルトとか用意したほうがいいですかね。

 お客様は、リラックスしてあるがまま受け止めてもらえたらいい。

 漫画を読むようにぱらっと気楽に見てもらえれば。


 何が感動した、とかいう感想文を書いてもらう必要はないから、

 何か心に残ったらいいな、と思う。

中野

 今回、キャッチコピーにも使っている「おもちゃばこ」がまさにそれで、

 なんでもありの作品になると思う。

 限りなく娯楽作品だけども、心に残るものを受け取って欲しい。


 まだ今は「おもちゃばこ」のアウトラインしか見えていないけど、

 これから作っていく段階でどんどん厳しくなっていくと思うので、

 精神的にも身体的にもがんばって行きたいと思います。

大浦

 やったことのあるジャンルもあり、やったことのないジャンルもあり、

 いろんなことをやらなければいけない今回の舞台ですが

 自分の脳みその容量だけを信じてやっていきたいと思います。

桜華

 私の脳内イメージをできるだけ見せられる状態に出来るようにがんばります。

 びっくりすると思うので、色々覚悟してきてほしいですね。

 なんだったらもうフライヤに「覚悟」って書いてて欲しかった……。

 何も知らずに公演見に来たらびっくりするんじゃないかな、って。

 いろんなことが多すぎて「妖怪大戦争」「踊る坊さん」みたいな。

 見に来てくださる皆さん「が」覚悟!

梦月

 なんだかんだ言っても出演陣はみんな私に優しいので(笑)

 見ている方に許容してもらえる小悪魔を演じたいと思っています。

 歌とかダンスとか……でっかい山が私の前に聳え立ってるなー……と。

 可愛いところも、きゅんとくるところも、エロも(笑)

 いろいろを神官としてちゃんとこなせていけたらいいな、と思います。

 あとワイヤーなしのアクションもがんばります。

そんな感じで今回の対談は終了です。お疲れ様でした。

一同  ありがとうございました。