Cast対談 前編

最初にまず……始まりましたね!

全員  そうですね〜

梦月  今日は雨ですね

全員  そーですね〜

梦月  脚本あがりましたね

全員  そーですね〜

梦月  それではここで、キャスト発表を兼ねて脚本を読んだ感想を聞きたいと思います

桜華  ざわざわざわ……(笑) 

葵   昨日脚本があがって、今日キャスト発表でした

梦月  みんな脚本所見の感想はどうですか?

全員  あ〜う〜

大浦  鎌倉時代というのもあって、難しい話があがってくるんだろうなって思っていたけど……

     まあ、読めない漢字もなくすんなり読め(笑)

桜華  え?え?(焦)

葵   えーさくさん(桜華)読めなかったよね

梦月  今日の読み合わせで 「中心」 が読めなかったよね

桜華  あれは、どこで切ったらいいか判らなかったんですよ。

     「〜の中」「心」なのか、「〜の中心」なのか……。

     切るところが難しかった!

大浦  漢字は読めるけど難しい話だったんで 「これ結局、最後はどうなったん!?」 って(笑)

葵   私的には結構、心の世界が好きなのでアリかなぁ。

桜華  私は原作を知らないので「え、そうなの!?」という展開もあり。

     もう、モンちゃんラブで(笑)昨日の初見で恋に落ちました。

キャストは土御門有匡が大浦薫、火月が葵かずき、

文観が桜華けい、神官が梦月楓です

葵   今回、みんなが認めるスーパー変態、文観が(笑)

    その役をもらえるの「ラッキー」と言われるくらいに魅力で。

桜華  勝ち抜きました!

葵    そう!ご褒美やんな〜。すっごい悔しい。すっごい悔しい。

全員  2回言った(笑)

桜華  私は変態を熟知した変態同盟名誉会長なので(笑)

梦月  「カイン」の時は会長やったのに、出世したね。

桜華  変態道を究めて、殿堂入りしました(笑)



大浦  4月の歴史モノローグシリーズであんだけ重たい話だったから。

     「歌舞綺Fantasy」って言うくらいだから、きっと心躍る楽しい話がくるかと期待していたら……

     結構重たいの持ってきたよね。

桜華  「歌舞綺Fantasy」なんじゃないの? って?

梦月  式神シスターズがめっちゃおいしいく明るいよ

大浦  私 (役柄的に) 全然入られへん!

葵   みんなが楽しんでるときに有匡一人クールやからね

桜華  でも有匡カッコいい!

葵   火月居るだけ、やもん

大浦&葵  つまーんなーい 

梦月  主人公2組がつまんないと申しております……

大浦  私、笑いの神様降りやすい体質なのに。

葵   私もや〜……でも文観から落ちたんですよね……(ぶつぶつ)

桜華  変わりに今日から台本読んでニヤニヤします

演出家 登場

中野  中野です。

     最初は文観を出そうか出すまいか思ったんですけど……。

     原作には唐土(中国)から火月をおっかけてくる琥龍(こりゅう)とか他の主要キャラいるけど、

     今回は話の内容とメッセージを絞りたかったから、日本オンリーにしました。

     そのきっかけは、秋葉原の事件。

     あの犯人が言ったような「誰でもいいから殺したかった」とか「俺だけが不幸や」というのは

     現代の病みたいなもので、予備軍もたくさんいると思う。

     そういう人たちには、考え方を変えたら元気に生きていけるはずやのに、と思ったら

     文観という存在をそこに当てはめて、被害妄想とか孤独とかというキーワードを振り当てたかった。

     現代を投影する存在として重要で、脚本の中でどんどん重要においしくなってきました。