「カイン〜神の仔羊〜」公演は無事終了しました。
全国から沢山のファンの皆様に観に来ていただけたこと、
感謝の念に耐えません。ありがとうございました。
・・・というわけで、このカイン公演の裏話を暴露しちゃいますね。
関係者各位お覚悟！！（笑）
本番前日仕込み
舞台本番に向けての用意は本当に大変で、何もない空間からほんの数時間の間に装置が組まれ、
音響機材や照明が接続され「カイン」の世界が出来上がっていく。
舞台セットを舞台袖から観るとこんな感じです！
スタッフも超一級の方ばかりが集まってくださったこの公演・・・今回のスタッフの皆様がいなければ
この公演は成功しなかっただろうとさえ思える。
舞台監督・音響・照明スタッフさんたち。カイン三種の神器！
舞台監督の今井氏は細部まで手を抜かず舞台全般を組み上げ、
照明の河口氏は最終まで何度も何度も照明のチェックと手直し、
音響の黒田マエストロは音ネタの選曲から編集、現場での神業のような仕事ぶり・・・
お客様にお見せできないその部分一つ一つが繊細に練り上げられて舞台は創られていきました。
舞台は「瞬間の総合芸術」・・・素晴らしい空間をありがとうございました。
ご覧頂いた皆様、どうお感じになられましたか？
ミケイラの包帯
「シュゼットの細胞から作られた屍人形のミケイラ」とセリフには出てくるけれど、
実際にはあまりピンと来てなかったのですが本番に手足を包帯で巻きまくっているミケイラ（梦月）を見て
「あ〜、本当に屍人形なんだ。腐ってるんだ、きっしょ〜〜〜」と思ってしまいました。・・・ごめんなさい。
でもこの手足の包帯、本当に大変なんです。
包帯少女、製造中……（包帯＋テーピング）
梦月さんはハーグリーヴス家の遺伝子全般を一人で受け持っていまして（笑）、
シュゼット＋ミケイラ＋オーガスタの３役をこなすため早替りも衣装も多いし動きも多いので
包帯をただ巻くだけじゃほどけてくる。しかも屍人形だから足の先から手の先まで包帯を巻かないといけない。
オスカー役のえーさくさん（桜華）の知恵を借り、試行錯誤で何度も試作を作り、
本番では包帯の上から手足の先を白いテープで巻き足は更にその上から白いパンティストッキングを重ねていました。
すごい！！ リアルに腐った感じが出ていました（笑）
リフの血糊
ばらしたら怒られるでしょうか？こちらもやはり何度も試作を作っては実験されていたようです。
・・・と言っても詳しくは知らないのですが。
リフ（大浦）が自分の手をピストルで撃つシーン、血糊を入れた大き目のスポイドと
何かのチューブを組み合わせて腕に肌色のサージカルテープで巻きつけておられました。
すごく痛そうニ見えました。大成功！！
しかし３回目の公演ではリフは大量出血してしまったらしくリノリウムマットの舞台に血が滴って
次に出てくるカイン様（葵）はそれを避けて座っておられました。
感動のラストシーンでリフに抱きつくカイン様、衣装に血がつきたくない一心で
「血糊がっつかないように抱きつくのは大変だった」とおっしゃっていました。
抱きつくのも大変……？
ドクターの血糊
やはりばらしたら怒られるかも知れません。
今回の舞台ではドクター（徳永）はリフに血をあげてリフの腕の中で死んで行きます。
自分のメスで首をかき切って。きゃ〜〜、痛そうです！
こちらはスポンジをお使いになったそうで血糊の入ったスポンジを押えたら
血がジワ〜〜ッと出てくる様になっていました。
ドクターの左肩を押えて血糊をもみ出しているのはリフでした（笑）
ああ、感動のシーンなのですが・・・ドクターのセリフを聞きつつせっせと血糊を出すリフ、
血糊の出を気にするドクター・・・これ以上言ったらあの感動の場面が汚されますので止めときます。
もう十分ばらしてしまったけど。
揉んでます。
カイン様、執事を膝蹴り？
ミケイラの放ったタランチュラにかまれたリフを助ける為、
その腕に抱いていたリフから放れてミケイラの下僕になる誓いをしに立ち上がるカイン様（葵）
・・・やはり感動のシーン・・・リフをゆっくりと横たえミケイラのほうに向かう。
・・・ゴンッ！
ミケイラに向かって歩き出した一歩がリフの後頭部を直撃したようです。
とっさに「客様に気付かれたらこの感動シーンが大笑いになる。
どうしよう？」とカイン様は思われたそうです。
リフは「あ〜やっぱり。何が頭に当たったのかな、痛いな〜」と思っていたそうです。
本当はカインとリフ、仲悪いのでしょうか？（笑）
・・・まだまだまだまだ、裏話はたえません。乞うご期待次号を待て！というかんじでしょうか
だってまだここにはオスカーもマリーも出てません。オーガスタもリフもカインもドクターも・・・
もっと一杯やってます。暴露される日を楽しみに待つがいい！！