さくらのごとく 舞 台 裏 噺


さて、大好評のうちに幕を閉じた「さくらのごとく〜新選組桜真説〜」。

皆様、本当にご声援ありがとうございました。

今だから暴露できる裏噺、責任を持ってワタクシ、チクリ屋・柳@FA制作部 がお送りします!

I N D E X
1 ゴッドハンド・Gの「いい仕事してますね」

2 本番前日……リハーサル

3 本番当日

4 打ち上げ饗宴


 1  ゴッドハンド・Gの 「 い い 仕 事 し て ま す ね 」 

さくらさくらカンパニーの切り札です。いわずと知れた、魔術師じい、こと舞台美術の吉田氏の、今回の力作です。

 島原の行灯。配線が埋め込まれていて(!)ほんのり淡い明かりが灯ります。
 写真では細かいところまでは見えませんが、朱色の地に、黒が塗られていて
 ポイントがとても効いています。
 音響のNAOKOさんが、とっても気に入っていて、じいの仕事っぷりに惚れた逸品です。
 明里を演じるなちさん(梦月)が、
 「島原の枕ってったら、朱塗り! そして適度にいかがわしく!」 という
 無茶な注文をつけたにも関わらず、こんな素晴らしい高枕が出来上がりました。
 側面には、和柄の扇の模様まで……! 細かい!
 明里を演じるなちさん(梦月)が、
 「沖田の枕ってったら、箱枕! そして適度に貧乏くさく!」 という
 無茶な注文をつけたにも関わらず、なんと見事な貧乏枕に仕上がったのでしょう。
 これ、実はとても寝心地が良いので、私はぜひ私的に欲しいです。

これ以外にも、明里の懐剣・小柄・沖田君の貧乏布団……などなど、じいの傑作は随所にありました。

あれが全部手作りなんて……信じられません!

 2  本 番 前 日……リハーサル 

あまりお目にかかる事のない、舞台の裏側をご紹介!

今回は演フェス参加作品ですので、自主公演とは違ってリハーサルが出来ないという条件……これは大変!

与えられた仕込の時間を目いっぱいに使って、なんとか照明さんとのきっかけ打ち合わせだけはやり終えました。

 オープニングで降りている紗幕。誠の文字が印象的です。

 下で作業をする人たちを見ると、その大きさがわかって頂けるかと!





 あまりお目にかかれない? 舞台袖からの写真です。

 こんなふうに見えるんですねぇ。

 役者さん・スタッフさんたちは、本番中、こういう視線で

 舞台を見ているのです。

とりあえず気になるのは、土方ヴィッちゃんの体調でした! 熱・咳・声枯れ……ああ、明日は本番なのに!

お稽古場では、みんなが薬だ水だ睡眠だ、とヴィッちゃんに押しかけ民間療法を施します。

音響のNaokoさんも、どうやら熱っぽいらしく、少し心配です。

 3  本 番 当 日 

公演は夜。お昼過ぎにホール入りする前に、朝はホールからそんなに遠くないお稽古場で軽く最後の打ち合わせです。

アップを念入りにして、最後まで気になる箇所の返し稽古。さすがに通し稽古とまでは出来ませんでしたが、

各自が気になっていた部分を最後に確認・修正出来た2時間でした。

  

   

この数時間後には本番を迎える……そのせいか、全員の顔つきが今までのそれとは全然違います。

見よ! この精悍なみんなの顔を! さすがだ。宴会部だけじゃなかったんですね、皆さん!(←一言余計)


12時に稽古場をあとにし、小雪のちらつく中、車に分乗してホールへ向います。


ホール入りしてからは、役者はメイクや着付け、そして精神統一。いろんなことをしていました。

土方ヴィッちゃんは薬の影響か、台本を読んでいると 「眠いー眠いー」 と呟き、

山南とっくんさんは緊張してくると、おもむろに刀を持って 「抜刀・納刀してきます」 と言って廊下へ出て行ってしまいます。

沖田かずきさんは、メイクの時、どうらんの番号を間違ったのかやたらと顔が濃くて強面でしたし、

明里なちさんは何故か 「天城越え」 が頭から離れない、と歌い続ける始末。……役者の楽屋は、異様でした。

しかし! その隣にあったスタッフルームではもっと異様な光景が繰り広げられていたのです!!!!

 これが証拠だ!

今回、舞台が終わったあとの打ち上げ会場では、なんと 「 か え る 」 が出されるということで

ずっとみんなの間で話題になっていたのです。「唐揚げだよ」という情報もなんのその。

(左側から) 
「おどり喰いです」←恵ちゃん(制作)必須のこと …… 恵ちゃんは、かえるが出されると聞いてからビビりまくりでした。

→ 
「だからぁ〜姿煮ですって!」 ……姿煮? かえるの姿煮!?

→ 
「唐揚げやって!」 ……これが正しい情報ですが、どうもヤケになっているようにしか感じられません。

→ 
「……湯引き……とか……?」 ……みちよ、と書いています。わざわざ名前を残しましたね、制作マダム。ていうか湯引きって!

→ 
「タタキ。」 ……しかも絵入り。やたらリアル。叩きすぎです。

→ 
「え!? かばやきとかは? ……ウナギではありません。

そして至った、この絵!右上参照! さくらさくらカンパニーの制作マダム・美智与さん、渾身の作品。



か え る の 串 焼 き 。



多分、こんなのを出すお店は、営業停止です。



 4  打 ち 上 げ 饗 宴 


そして本番が終わって、いざ繰り出した打ち上げ! 全員の注目を一身に浴びた 「かえる」 はこちら!

 これ。

写真ではあまりよく見えないかもしれませんが、ぜひ目を凝らしてじっと、じっと、じっと見つめてみてください。

足。が……リアルな肉付きの足があああ……!!!!!

さすがにあまりにリアルすぎたのか、一同、沈黙……。

  「うっ……わー……マジかえるや……」
  「……予想外にリアルですね……」
  「美智与さんの、あの絵……結構的得てるんじゃ……」
  「無理、無理、無理、無理−−−−!!!!!」

  制作の恵ちゃん(右端)、マジびびりです。(←でも、なちさん(梦月)に食べされられていました)
  「あ……でもまあ、結構イケるんじゃない?」(結論)

  コショウが効いていたのが、におい消し 結構美味しかったです!

  前評判通り、ささみに似たお味でした。

  こんな美味しそうなおにぎりや、すずめの串焼きや(これこそ、あの絵のままでした……)

  だちょうの刺身が出てくる、焼き鳥一番さん。大騒ぎしてすみませんでした。

  しかし、だちょうの刺身がみんなに大好評でしたよ。馬刺しみたいで。


そして、掲示板でも噂の 「昭和天皇」 です。(載せていいのかなぁ……)

いいですか。


いきますよ。









































  

昭和天皇・昭和皇后、ご光臨……動画で!動画で見て欲しい!!!!
……音響のNAOKOさんの、意外なかくし芸でした……。
これがまた、似てるんだ……手の振り具合と言うか、角度というか、しょぼっとした顔とか……。