1999 〜そして少年は飛翔する〜」



●CAST&STAFF集合写真より●



CAST


・植村 悠/藤原 薫役

  辻田鯉絵  RIE TUJITA
(演劇カンパニー未来計画TOP)

今回は1999に参加させて頂きまして本当にありがとうございました!
とても難しい役で苦労したけれど、楽しかったですよ〜!
やり始めた頃はサド街道を突き走り、ヤバイぞ〜って
まわりのみんなも私も思ってて、稽古場日記にもさんざん書かれましたが(苦笑)悠と薫の融合を後半はメインにして役作りに取組ました。私なりの悠・薫はみなさんの胸に届いたかしらん?悠・薫を通して、自分が子供じみた大人だなあと実感したけど(笑)、いい大人になっていけるようがんばるぞぅ!1999に感謝。




・島田和彦役

  葵かずき  KAZUKI AOI

今回は自分なりの和彦をやらせて頂いたつもりです。
辻田サンの薫にイジメられ(笑)シブい父さんの言葉に涙し・・硝子人形から人間に変わって行く和彦を演じるのはとても難しかったですが、大好きなこの役をもう一度私なりのスタンスでやらせて頂けた事に感謝しています。
私も和彦と共に飛翔します。そして私自身もファンの方々に愛され続けるこの作品の一ファンでいたいと思います。
ありがとうございました。



・本城直人役

  桐生 忍  SHINOBU KIRYU

私は、3度目の挑戦となる「直人」を演じる度に考えていた。
稽古の間も本番のステージ上でも、その事は頭から離れない。
夏休みの終わりに「新たな少年」を迎えた彼の感情と表情。
彼は、どんな気持ちでどんな表情で振り返るのだろう?
彼の生い立ちは、私の履歴と非常に似通っていたし、「和彦」を見守る彼の心情も十二分に理解できたはずだった。
それなら、夏休みの終わりを迎えた彼は?
…結局、答えは見つからなかったように思う。
ステージの上で「直人」は、微妙な表情をしていたに違いない。
笑いたいのか泣き出したいのか…。
「一度壊してしまったものは、二度と元には戻らない」
劇中のヘッセの引用だけが、頭の中をグルグル回っていた。
「夏休みの課題は済んだか?」という直人の問いに則夫は答える。
「…多分ね。」
彼は本当は、課題の解き方を則夫に尋ねたかったのではないかと思う。
「直人」を終えて、私自身の課題は未だ山積みのようだ。



・北浦則夫役

  つぐみ和  KAZU TUGUMI

きっぱり!つぐみはオムレツが作れない。美味しくない。
見た目もまずい。だから本当にオムレツが作れるなら「則夫」はすごい奴だ。そして何よりつぐみを「元気」にしてくれた。
たくさんの出会いをくれた。忘れてしまっていた他人への思いやりや「笑顔」を思い出させてくれた。
つぐみは「則夫」を通して、随分とたくましくなれた。
なのでこの先も、怠けてないで、うたれ強いたくましい役者になりたい。「夢はあきらめないで勇気を出せたら…叶う」
毎日がすごく充実しています。
9年関わってきた狂言の世界と演劇は全然違うように見えても役者として演じることに全く変わりはない。
表現形態がどうであれ、つぐみはずっと夢を追い続ける。
最後に、「ごめんね」ばかりの則夫にかわって、つぐみから「ありがとう」そして則夫から「僕はいつかまた…会えるような気がする」



・私 役

  徳永真理子  MARIKO TOKUNAGA

特殊な役だったので、最初はかなり戸惑いました。
ああでもないこうでもないと試行錯誤していく中で、イライラしたり焦ったりしました。
でも、稽古の合間にみんなとした、ボケツッコミだらけの会話が、すごく楽しかったです。
いい夏の思い出です。
 まるでまだ…昨日の事のような気がしてならない…。