稽古場日記�F　１月２６日



日記担当：セレネー＠さおりん



１０時から南青年の家体育館で、道具の作成をする。舞台装置を作るのだ。

色を塗る部隊とノコや電ドリで作る部隊に分かれての作業。

「こんな日曜大工的なことまで出来る私たちは、いい嫁になると思わん？」と言いながら作業をすすめるしのぶさん、頷くさおりん。世の男たちはどう思うんだろう？？？

きっと「日曜大工くらい男のオレに任せろよ」と言うかもしれない。え！？ということは、私たちは男はいらんってことか！？　い〜〜〜やぁぁぁぁぁ！！

２階の大会議室では、音響のまりちゃんが声録りの作業中。声録りと平行しつつ時間は過ぎていく。

色塗り部隊はどんなあんばいかね？と思って目をやると、な、な、なんと！！　血だらけではありませんか！！！　何があったの？？？　ハケで色を塗っていただけでしょう？！？　なんでそんなに血だらけなの！？

と思ったのは誰もいなかったハズ。塗っていたペンキの色は「赤錆」。手袋していたのに何故か手にはペンキがついている。まるで血がついてるみたいに（笑）

あ〜あ〜、あつこの白いジャージには点々とペンキがついてるよ。彼女曰く「ジャージにペンキがつかない自信あったのにぃ。もう大人なのに服につけちゃったよぉ・・・」

爆笑したのは言うまでもナイ。

カワハラは「まだ一回しか履いてないおにゅーのダンスシューズにペンキがついちゃったよぉ」　ハタと見れば、ハルるんのダンスシューズにもペンキが・・・。おちるのかなぁ？



芝居中、セレネーがまだ戦士になる以前の記憶のシーンがある。その声録りをしたのだけれど、セレネーをやるさおりんにはこだわりがあった。

エクリプス＠しのぶさん率いる戦士達に、下水道のなかで追われているというもの。

そう、なぜか下水道で（笑）

その戦士たちが「あっちへ逃げたぞー、待てー、逃がすなー、追えー！！」という声の中、セレネーは彼氏と一緒に逃げる、というものなのだが、その「逃がすなー云々」の声を録ったのだ。

借り出されたのは、役者４名。臨場感を出すために４人の役者は右往左往走らなければならなかった。でも、録音しているから足音を出してはいけないし、机にぶつかって音を出してはいけない。靴を脱ぎ、ある意味物騒なセリフをはきながらの録音。

みんなご苦労様！　ごめんね、変なこだわりがあって・・・。でも演出の許可を得たからいいよね・・・？



睡魔に襲われた昼休憩をはさみ、午後は前日のダンスの振り移し作業となった。前日お休みだったカワハラが加わったので、おさらいを兼ねてのダンス・ダンス・ダンス！！

やはり、パッツンパッツンになるのは、ハードなダンスナンバーになった時！

頑張れ、カワハラ！　負けるな、カワハラ！！

愛でもってカワハラに振りを伝えるあつこ嬢。う〜ん、一生懸命な姿をみるのは気持ちが

いいものです。

最後まで振りがついたとき、曲にあわせて踊るのを前で見るしのぶさん・なち・さおりん。

ハイ、目がハートになってまぁす！

特にワタクシは、大好きなディア＠ハルるんに「お前のために踊るよ」状態で踊ってくれ、

本当に目がハート！！　

本当にかっこいいのだ。

このダンスを踊れる３人プラスあつこ嬢に敬服！！



ダンスの後は、5場まで芝居を通すとタイムアップで場所移動。

道具のじいの工場まで車で移動デス。作成した道具を工場に置かせてもらってるのデス。

私の車にはハルるんが乗り、ポップコーンを食べながら車を走らせる。

ハルるんが「口内炎が出来た〜」と言ったのを、私は「コンバインができた」と聞き間違

え、大笑い。だって、信号待ちしていた車の横は工事現場だったんだもん。

口の中にコンバインができたら、えらいことです。っていうか、コンバインってどうよ！？



夜の部の稽古には、ちょっとしたたくらみ（？）があった。

これは前にかずきさんが提案して私が賛成したものだった。

二人の秘密だった（アヤシイ・・・）。

それは、ハルるんの誕生日を祝おうというもの。

稽古も毎回つめこみで、みんな一杯一杯になってるし、ここでちょっと雰囲気を和らげ

ましょうという狙いもあったりもした。

夜の部の稽古場は、ゲラ館（やかた）。命名：なち。アンタ、いいセンスしてるよっ！！

笑いの館ともいう。

そう、お祝いは今日しよう！と二人で話し、みんなと別行動してケーキを買いに行くこと

にした。・・・んだけど、ケーキ屋は近くになかったし、ちょっと歩けばあるんだけれど、

稽古時間が少なくなるのもいかがなものかと思ったので、近所のコンビニですますことに。

店員さんに「誕生日を祝う用のローソクありますか？」って聞いたところ、「お仏壇用の

しかありません」という無常なお言葉。目を見合すかずきさんと私。でも、年配の店員さ

んがスタッフルームから「３本しかないけど・・・」って本当に誕生ケーキ用のローソク

を持ってきてくれた！　ブラボー！　しかもタダ！！

たくさんお礼を言って、いざ稽古場へ！！

舞監のしのぶさんをまず呼び出し許可をもらい、稽古場はあっという間にパーティ会場に

変身！！

みんなでハッピーバースデーの歌を歌い、ローソクの火をハルるんに吹き消してもらう。

喜んでもらってよかったよぉ。

おめでとう、ハルるん！　いい一年になるといいねっ！

以外に食べるのが遅いしのぶさんを発見。彼女はご飯を食べるのが早いと巷で有名なのだ。

どうやら、甘いものは普段は食べないらしく、たまに食べると食べなれてないから遅いら

しい。意外な発見！！

元旦生まれのしのぶさんのお祝いもしたかったと思った私たちでした。ごめんね、また

お祝いをしよう！



さぁ、みんな！

はりきって稽古するよっ！！

本番一ヶ月を切ったんだから（言ってはならない言葉の一つ）。