2003.10.17 担当 葵

今日は新選組を愛する人たちとふれあいの日だった。

なちと私は「さくらのごとく」のPRを兼ねて『霊山歴史館』へ向かう。

ここは幕末維新の貴重な遺品等を展示している言わば全国幕末ファンの聖地のような場所。

玄関でPRに来た仔細を説明すると快く事務室へ案内してくださる。

霊山歴史館の事務局長に話を聞いていただき快く舞台のチラシを置いていただく許可を頂く。

・・・うれしかった。同時にプレッシャーも大きくなった。

(やはり気合を入れて威勢良く!と事務所をノックししずずい!と中に入ったらなちに常識はずれと怒られた。

もっともな話なんだけどこの辺り、昨年やらせて頂いた「坂本龍馬」のお墓があったりしてどうも気が大きくなる)

丁重にお礼を述べて霊山を後にする。

続いて訪れたのは五条壬生川にある「新選組資料館」。

ここでもまずは元気に!と思い「たのもう!」とまでは言わないが「こんにちは〜!」と元気に声をかけてみる。

中から資料館の局長が出てきてコマーシャルの旨、伝えると「まあ、あがりなさい!」と中へ招き入れてくださる。

「ええ?そんな簡単に我らを迎えていいのか?」と逆に恐縮しながら新選組関係の資料がずらりと並んだ室内へ入った。

・・・そしてチラシとチケット、お礼の招待券をお渡しする。

その頃にはもう一人の隊士の方(?)も合流して、新選組の熱い話を聞かせていただく。

「ん?舞台?いいよ、応援するから。チケット買うよ。」と実に温かいご返答。

それどころか、ほかのコマーシャルできそうな場所を何ヶ所か教えてくださる。感謝感激!

隊士の方(?ひょっとしてあの方が資料館の副長?)が大きい道路まで案内してくださる。

その時に「皆、がんばってるんだな〜。舞台がんばって、応援するから!」と

爽やかに笑っておられたのが大変印象深かった。

そして、紹介してもらった壬生寺に程近い「新選組街作りの会」の理事長さんにお会いしに行く。

この方もとても熱く新選組について語り、私たちが伝えたい思いを理解してくださり快く、応援を約束して下さった。

来年辺りの企画で壬生で新選組の舞台なんかも企画しましょう!なんて話も飛び出してとても、フレンドリー。

素敵な理事長さんだった。

・・・続いて、新選組グッズなんかをおいているオシャレな喫茶店のママさんに会いに行く。

「私も新選組、大好きなので(舞台に)行きたいです。」と言ってくださる。皆さん、なんていい人たちなんだろう。

皆さんにお見せするのに恥ずかしくない舞台を作るべく頑張りますので、これからも応援して下さいね。

昼からは大阪に戻り芝居の稽古。今は各々の役つくりをしながら立ち稽古をしている。

たかだか100年少し前の話なのに、当時を知っている人は誰もいないし、

身分制度があって、刀を身につけた武士が街を歩いていて・・・今の私たちとは死生観がちがう。

死と隣り合わせに生きた人たちの話だけに想像力と歴史の勉強の中から役を作っていかなければならない。

今の私たちに出来る事はその熱き思いを時代を超えて多くの人に伝える事。

なぜ、今の時代に新選組が多くの人たちに愛されるのか?

それはきっと現代で忘れられてしまった大切な心や人の生き様・・・みたいなものが新選組ストーリーには一杯つまっているから。

今回の舞台は結成2年ほどで新選組を脱した山南敬助、その恋人 明里・・・山南を兄のように慕う沖田総司の心の物語。

しっかり脚本を読んで役作りをしたいと思う。

・・・だって沖田ですよ、沖田総司!!

幕末や新選組み好きな人なら誰でも一度はやってみたい役ですよね!?

ああ、役者冥利に尽きすぎ・・・

来週からは殺陣の稽古も入ってくる。

苦手・・・とは言ってられないよ。やるぞ〜!!やってやる!!セリフが多いくらい何だって言うんだ!!

・・・という訳でがんばりますのでよろしく!