「DOGS」お稽古場日記 〜Part1〜



お正月も明けました。みなさま新年いかがお過ごしですか?

FAは初稽古も始まり、いよいよ「DOGS」に向けて本格的にエンジン始動

しました。今回は、FAでも久しぶりのミュージカル。

お稽古場もいつもに増してハクネツ(?!)しています。

どんなドタバタが飛び出すか・・・。

本年もFANTASY ADVENTURE をよろしくお願い致します。



その1.DOGS大集合!

12月某日、今回の出演者が稽古場に集合しました。

犬達の大集合です。

そこに現れた「看守」じゃなかった演出がドーンと束になった物体を渡していく。ひええーあっあれは、楽譜の束じゃないか!

おまけにダンスナンバーの振り写しをすると言う。

鞭を振り振り、「右だ、左だ、足上げて、上げて!上げてぇ〜!!」と絶叫。

あぁ・・・まさしくここは保健所・・・私達は、捕らえられた犬なのね・・・。

逃れられない状況に怖れおののくDOGS達をしりめに、異常にテンションの高い「鬼の演出」いやっ、「鬼の看守」なのでありました。



その2.ライバル(??)にご挨拶を

今回の私達は、DOGS・・・そう「犬」だ。

犬といえば当然ライバルは「猫」!

ここはひとつライバル「CATS」を敵情視察しなければ・・・という事で行って来ました劇団○季へ。

劇場前のポスターに向かってメンチを切る奴。唸り声を上げる奴。

おまけに「負けるもんかぁ〜!!」と挑戦状(?!)を叩きつける奴。

あぁ、素晴らしい!!これこそが誇り高いDOGSの姿だ!いざ劇場内へ!

ところが中に入ったとたんに態度は一変。

「メイクの参考にしなくちゃね」いそいそとプログラムを買いに走る奴。

「あっ、あんなとこにビリケンさんや〜」壁をキョロキョロウキウキしてる奴。

「きゃ〜猫に握手してもろた〜」目をハートにしてる奴。

おっ、おまえらなぁ・・・。

敵情視察は見事に「やってくれるな〜○季!」に変わったのでした。



その3.ダックスフントからの電話

稽古始めに携帯電話がけたたましく鳴る。

むむっ、いやな予感・・・。

「・・・はい、シベリアンハスキーですが・・・」

「おはようございま〜す。ダックスフントで〜す。すいません、雪がめっちゃ積もっててね、山が下りられないんです。」

そうだった・・・ダックスの住みかは、とんでもない山の上・・・。

「ダックスは雪がひどくて山が下りれないそーなんで、遅れて来ます」とDOGS

達に言うと。

「雪が融けて春になったら、山から下りてくるさ」と一同爆笑。

笑ってる場合でないってー。



その4.ダックスフントからの電話パート2

稽古始めに携帯電話がけたたましく鳴る。

むむっ、再びいやな予感・・・。

「・・・はい、シベリアンハスキーですが・・・」

「おはようございま〜す。ダックスフントで〜す。すいません、今駅に着きました。道順どうでしたっけ?」

あぁ・・・そうだったダックスは、方向音痴だったのだ。

「ダルメシアン・・・道順、言うてやって・・・」



10分後、稽古場にまたまた携帯電話がけたたましく鳴る。

むむっ、三度いやな予感・・・。

「・・・はい、シベリアンハスキーですが・・・」

「おはようございま〜す。ダックスフントで〜す。すいません、稽古場通り過ぎちゃったみたいで、どこにいるかわかんないです〜」

「・・・・・・・」

お前には、犬の帰巣本能はないんかぁ〜!!



・・・という事で、めでたく(?)稽古も再起動しました。

前途多難な稽古場からのネタをどんどんお届けしますのでお楽しみに!