新鮮組 稽古場日記 part6



こんにちは、FAお稽古場日記です。
シュラ場に突入の為、すっかりサボっていました。公演まで後1ヶ月を切り、稽古場はすごい事になっています。普段の稽古と違い、着物姿の武士、武士、武士・・・。そしてきれいどころのあでやかな着物姿の女役陣・・・。たしかにいつも、大変な公演だ!といい続けてきました。昨年の「VAMPIRE」も今年の「Dogs」も・・・。
しかし!今回はシュラ場のグレードがちがいます。コメディで楽しい作品だから皆も楽しんで・・・楽しんではいますが殺陣が5シーン、ダンスと歌が7シーンほどあり(ミュージカルじゃありません)・・・皆の頭はみっくすじゅーちゅになっています。本番まで皆、生き残れるんでしょうか???死ぬなよ〜〜!!




 でも、皆は鍛えられてる!

合同稽古が始まってから、稽古前に必ずストレッチ&アップがある。頭の先から足先までのストレッチと腹筋・・・はじめの内はキツイと騒いでいた皆は今、誰も騒がない。という事は・・・皆鍛えられているという事か?殺陣で木刀を振り回し腕は筋肉マンに・・・ひょっとして皆の腹筋は6つに割れていたりして!

(・・・未確認の為、真実はわかりません!!)



 殺陣がアツイ!!

殺陣のシーンがこのごろ凄みを増してきた。はじめはうまくいかず迫力もなかったけれど、今はホンマにホンマにかっこええ!!皆はもう武士の中の武士になりつつあります。誰かがミスると木刀を取り出し「斬る!!」と叫んでミスった人は天誅を受けます。稽古場は明治維新前夜にタイムスリップしています。この舞台、アツイです!!!




 近藤と坂本

劇中で近藤勇に坂本龍馬が刺されます。近藤と坂本は顔を見合わせ・・・

こんッッ・・・どうぅぅぅ〜〜!!!

さぁかぁもッッッとぅぅ〜〜!!

・・・と宿敵同士の名前を呼びながら死にます。その様子を見ていた皆が口をそろえていいました。「話、間違ってない?どうみても“極道の妻たち”の世界に見えるけど・・・」気合入れてクサイ芝居をしていた二人は「やりすぎか〜〜??」ととても残念そうでした。




 脚本改訂の嵐!

通し稽古がはじまり、不必要な部分を抜き取る脚本改訂がありました。もともと今回の作品は時代背景がキャストにわかりやすいように説明的だった部分を抜き取れる様に書かれていた脚本なので、皆の脚本は省略線の嵐!!セリフの中身が少しづつ抜かれている人、長セリフが省略されている人・・・一様に「うお〜〜!大変だ〜〜!!」と叫んでおりました。脚本自体はシェイプアップした感じですっきりしたと思うんだけど・・・しっかり覚えようね、皆!!



 感動のラストシーン

音響が入っての稽古もラストシーンに差し掛かる。かっこええ〜〜〜!

もう涙、涙・・・です。今までの舞台の中で一番の感動シーンではないでしょうか?(あんまりすっきり感動できない作品ばかりやっていたから・・・という別意見も多数ある。)必見です!!このシーンに参加してない女役の皆と死んでしまった坂本、岩倉おじゃる丸は「何回見ても泣いてしまうわ〜。」と感動していた。

本当に感動モノです、観に来て下さいませ!皆様。




・・・というわけで、1ヶ月前の稽古場はまだまだシュラ場ですが違う劇団同士の合同公演とは全く思えないほどのチームワーク!間違いなく素晴らしいステージが花開くと思います。

体力、精神力共にきつい時期だけれど頑張ろうね!皆!!皆様、決して損はさせません!(笑)

ぜひ!!観に来て下さいね。