「どこまでいっても人間」 シモン・陽介役:桐生 忍 ヴァンパイアだらけの作品中「どこまでいっても人間」という大変「孤独」(笑)な役を頂きました。いい人ですねは。いい人で可愛くて、そして愚かしい。 愚かしいが為に変化もしなければ成長もしない。 進歩もないかわりに後退もない。 それがいい事か悪い事なのかは、別問題として。 目の前の出来事に、ただがむしゃらである彼らの姿は、私にとって愛すべき存在でありました。 次に出会う事があれば、変化しているのは「私」なのか「彼ら」なのか。 今から、楽しみにしています。
「贅沢な役で・・・」 黒夢役:武内直美 彼ら初めてFANTASY ADVENTUREの舞台に出演させていただきました。 とても楽しかったです。 お芝居を観に来て下さったお客様、いかがでしたでしょうか…? 私の演じた黒夢は、素敵なドレスを着せていただいて、かわいいバレリーナを時の精として付けて頂き、ピンスポだってあててもらって…贅沢な役でした。 まあ、こんな役はもう無いでしょうね… やわらかさと、高貴さと、毅然とした空気…台詞が少ない分難しかったです! FAではまだまだいろいろな試みを舞台に組み込んでいくようです。 今回のようなシリアスな舞台も、全然違ったコミカルな舞台も… まだまだ楽しみがいっぱいのFAのお芝居! また皆様とお会いできる日を夢見ながら…
「怖いけど好き」 優也・クロード役:和泉 晶 ちっぽけで無力な自分に直面する恐怖と、どこか救いに似た感情。 これまで後生大事に護ってきた筈の何かをあっさり壊し「ゼロに還り」また何かを発見しようとすること。 そんな稽古の日々は、未熟者を絵に描いたような私にとって「日々これ崖っぷち」状態の毎日でしたが、多くの方々からパワーを分けて頂き、何とか走り続けることが出来ました。 今はただ、全ての方々に感謝の気持ちで一杯であり、二度とないこの夏にこの舞台に出会えた事を心から誇りに思います。 |