愛新覚羅溥儀*大浦薫
最初に台本を渡されたときは「台詞長っ!」と思いました。
それが稽古が進むにつれ「短っ!」って思えてくるほど、
今回の作品は、激動の時代を重く描きながら、まるで映画を
見るように、音楽を聴くようにサラサラと流れていきます。
それはまるで、夢のように現れ、泡のように消え去った
満州国そのもののようで・・・
私が演じる愛新覚羅溥儀はその満州国の皇帝です。
皇帝としての誇りと孤独、
運命に向かう強さと、流される弱さ、
それらを大切に演じたいと思います。
公演一ヶ月前。ようやく台本を離し始めました。
空いた両手で、しっかりと溥儀の思いを受け止め
皆様に届けたいと思いますので、どうぞお楽しみに!!
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