るうの
★陰陽道プチ知識★

第八回

みなさまごきげんよう
お盆ですね〜。どこ行っても人! 街中も空港も人! ビーチもプールも人! どこから湧いてくるんだ! と思いつつも、自分もその一人なので大人しく人にまみれてお盆休みを堪能してます(^^;
そんな暑(苦し)い夏、少しは涼しく(?)過ごして頂けるように、今回はちょっぴりホラーな知識です★

大禍時(おうまがとき)とは、大きな災いの起こりがちな時刻の意から、夕方の暗くなる時を意味する言葉です。たそがれどき、逢魔が時、とも言います。
っていうか、たぶん「逢魔が時」の表記の方が有名な気もしますが(^^; こちらには、妖怪、幽霊など怪しいものに出会いそうな時間
、という意味合いもあるそうです。
陽の時間から、徐々に陰が混じり始め、人の世界から人ならぬものの世界へと向かう時間。昔はそんな時に魑魅魍魎が実体化すると考えられていたとか。たしかに、真昼間に幽霊やお化け、妖怪が出ても、恐怖感半減ですよね〜。
魑魅魍魎(書けますか? 私は無理です(^^;)とは、山の怪物や川の怪物。様々な化け物、妖怪変化をさします。ちなみに、「魑魅」は山林の異気(瘴気)から生ずる山の怪で、顔は人間、体は獣の姿をしていて、人を迷わせるものだそうです。「魍魎」は山川や木石の精霊とされ、山・水・木・石などあらゆる自然物の精気から生じ、人を化かす川の怪なんだとか。また、死者を食べるとも言われています。
そんな区別があるなんて、知りませんでした、私(>_<) そして漠然と想像していたとおり、恐ろしいです。。。
ちなみに百鬼夜行は読んで字のごとく、深夜の町を集団で徘徊
る鬼や妖怪の群れ、及びその行進のことです。なんでしょう、今で言うところの宴会みたいなもんでしょうか。
でもこの宴会の恐ろしいところは、「出会うと死ぬ」というところです。ヒィ!

そんなわけで皆様、逢魔が時以降はくれぐれもお気をつけて〜/~~~


では、また★


byるう

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